対策
- Momoyo
- 2021年12月13日
- 読了時間: 3分
対策を練る必要がある時というのは、
「今まで平気だったのに、急に変わるなんて〜」
といった、ちょっと不満な気分が伴うことが多い。
その不満のパワーが、対策を練る勢いになることもあるとはいえ。
今年の7月に、ベルギー郵便のシステムが変わって、
全てのユーロ圏外からの小包に法外な (!)手数料
(一律15ユーロ!ちっちゃいやつでも!)
と関税(21%)がかかるようになった時もそうでした。
金額だけでなく、時間も、恐ろしくかかるようになりました。
中でも、家族や友人からの小包は関税がかかっても受け取りたいのに、
今までで3つ、こちらに連絡なしに、送り返されてしまったこともありました。
そこへの対策は、
「ごめんなさい、何も送らないで〜!」
とみんなに声をかけることと、
ちゃんと届く大手のサイトからのみ、お買い物をすること…。
あまり対策にはなっていません。
我慢するほかに、時が経って、ベルギーの郵便局が
増え過ぎたらしいグローバル・ショッピングの荷物を
なんとか捌けるようになる日を待つしかない。
(あとは、プライベートの荷物も、
英語かフランス語かオランダ語の中身のレシートを添えて
郵送してもらうことですが、これはどう考えても難題)
*
電気とガス料金が秋から二倍になるとわかった時も、
夏の間、前触れもなかったので、
緊急に対策を講じることになりました。
とりあえず「朝起きたら暖房を切る」「洗濯とアイロンは夜料金の間だけ」
「就寝中は二階と三階のビオ・ルプターを切る」の三点。
ビオ・ルプターというのがうちには付いていて、
それを切ると電源が全てオフになり、
寝るときに体に良いから、と言って電気工事の人が
(ほぼ勝手に)付けてくれたものですが、
夜中にお手洗いに起きたとしても一つも電気がつかないという、
極端なシステムなため、今まではほぼ使っていませんでした。
家は全体、ガスのセントラル・ヒーティングになっているので、
切っているとしっかり寒くなりますが、街の家でもあり、
両隣の家に壁で挟まれているせいか、
野原の一軒家ほどは寒くなりませんし、
夫婦で半纏を購入したので、信じられないほど暖かく過ごせています。
今のところ日が沈むと暖房を入れる暮らしですが、
その結果どのぐらいの電気料金になるのかは、まだ未知(怖い)。
*
あとは、まあ「いつか来るだろう」と思っていたこと。
それは、新年のケータイ料金の値上げです!
電気料金が値上がったら、電話料金が値下がることはまずないかと!
しかし、ここにもちょっとした不満な気分はとりあえずあります。
外出時の4G利用にすっかり慣れてしまっているのを、
なんとか対策を講じて行かねばなるまい。
思ったが吉日、以前の契約がまだ有効なのにそれを捨てて、
私はその日のうちに一気に最低利用の契約に変更しました。
次の月まで料金は変わらないのですが、まあ、何事も練習が必要なので。
今までは使い放題だったのが本当にベーシックなものへ。
電話とメッセージは実際そこまで使わないので、
外出時、フランス在住の生徒さんとの連絡以外は4Gをつけないことにしました。
こうなると、通勤時間は「本しかない」。
不便になるかな、と思いきや。
これが妙にしっくり来てしまって。
使えないなら使えないで、なーんだかすっきり、
楽しい気持ちにすらなってきたのだ。
そんなこんなが、一時的な「強がり」でなければ良いのだけれど。
いろいろな不便は、今まで楽ちんで便利すぎたしっぺ返しなのかなあ?
なんて、深く考えるには、まだ日が浅い。
深く考えるのが、なんだか嫌な、
まだまだ感染対策も模索中、
情報錯綜中のベルギーの日々。
明日は、そんな私が深く考えざるを得なくなった、
ある事件について書きます。
桃代
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