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紙一重
- Momoyo
- 2019年12月15日
- 読了時間: 1分
ペンキの色見本があった。
メーカーにより、それぞれが提案する
ごく灰色味の少ない白。
色見本を、
めくっては、違う、
めくっては違う。
そう思いながら
ようやく、
「その白」に
出会う。
人の写真を見ていた。
景色により、
季節により、
どの写真も違う。
その中から
奇跡的に
好ましい一枚を
見つける。
どうして、そのひとつだけ、
他とは違うのか?
どうして、それ以外にない、と
思うのだろう?
欲しいだけの光と
欲しいだけの影が
ちょうど備わっている。
しっくり来る場所と
しっくりこない場所の
違いは本当に小さい。
紙一重で、
目の前に現れる
奇跡の一瞬。
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