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ある日

  • 執筆者の写真: Momoyo
    Momoyo
  • 2019年11月26日
  • 読了時間: 2分

狭いお部屋にいつも住んでいますが、

模様替えが好きです。

机の位置やソファの位置、

棚やベッドの位置など、

ある日、突然動かしたくなって、

家族と一緒になって動かす。


本も雑誌も大事に大事に

読んでは、読み返し、

保管していますが、

ある日、古い雑誌は廃棄して

もう読まない本を売りたくなる。


洋服に関しても然り。


どれについても、

特に計画して、そうしようと

しているわけではない。


いわゆる「断捨離」と違い、

「片付けてスッキリしました」

「お家が綺麗で良いです」

という結果をみなさんに

お薦めする話ではありません。


ただ、時々突然、飽きるのです。


そうした時に自分が何を

求めているのか、

昨日までの自分と一体何が

違うのか、自分にもわからない。


その度に、気分転換のために

ものを買ったり街に出たり、

色々な方法があるとは思いますが、

そのような理由でものを買うと、

簡単に満足を得られすぎて、

せっかくの「飽きた」心が、

何を欲しているのか

あまり考えずに終わってしまう。


次の日の朝起きた時に

「ああ、これでしっくり

来るなあ」

と少なくとも数ヶ月は

思えるような、長持ちする変化や、

次に繋がる新しい環境は、

「自分はこれをここにこうやって

置きたい気持ちがある、何故ならば…」

などと、考える時間を費やしてようやく

整えることができるようなものなのではないか、

と思うのでした。


自分が、飽きた・枯渇した、

という事実をまず認める時、

私は「よし、やった!」と

手応えを感じます。


人と少し食い違った時も。


丸く整っていたものを

ぐるっと裏側から見たい

と感じる時も。


猫だって、飽きる。


人なら、当然。


明日が楽しみではない自分に

音楽を演奏させたくない。

そういう理由です。

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